2016-8-20 生活,社会問題


 

前ふり長いけど…下記の記事中の植物実験検証しました。

 

今回はネット上でよく見かける「電子レンジは危険」という噂について調査する。
「~は危険だから食べるな」という健康に関する噂はネット上にたくさんあり、電子レンジ危険説もその中の1つだ。

よく見かけるのは、電子レンジを利用すると栄養素が破壊されて物質が変性し、発ガン性物質が生じたりと健康に悪いと言うもの。
さて、この手の情報はネット上で拡散される黄金パターンがある。
ある出どころのわからないような実験や記事をソースにして、
個人ブログが「~だから危険」と書く
 そのブログをソースとして他のブログが取り上げ、
それがあたかも真実のように拡散される
それを見た一般人が知恵袋などで 、
「~は危険らしいのですが本当ですか?」
と書いて検索結果の上位に来る
大手ブログなどが取り上げ、それを見て気になった人が詳細を検索すると
②のようなブログや③のような結果しかなく、真実だと確信してしまう
そしてTwitterFacebook等で拡散する
つまり、①が引用をしたものが本当なのかどうかという議論が全くされないままに情報だけが一人歩きしていき、あたかも真実のように広まってしまう。

これがネットの怖いところだ。
今回の電子レンジの話もまさにこれに合致する。
ソースは妄想?
電子レンジの危険性としてよく取り上げられるソースは以下のもの
①ソ連が電子レンジの危険性のために使用を禁止した
②ファイトケミカルが97%減少し、発ガン性物質やフリーラジカルが生成する
③スイスのハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士の実験
④ミルク、植物、その他実験
①に関して。まずこれは全くの妄想である。そもそもソ連が電子レンジを禁止したという公なソースが何1つない。

本当にいくら探しても皆無である。

この情報の最初の出どころは定かではないが、大体はアメリカのこのようなサイトだろう。

英語で書かれていると本当にように見えるが、実際はこれも科学機関や大学のソースは何1つなく、

何かを曲解していたりまたしてもよくわからない妄想記事を参照していたりと、お話になっていない。

実はこれはアメリカでも同じように拡散されている情報で、あちらこちらで見かける。

しかしどこにもソースは見当たらず、いくつかのサイトでも指摘されている通り全くのデマである。

なのにも関わらず、あたかも真実として引用しているブログが日本に多すぎる。本当に怖い話だ。
②に関して。そもそもファイトケミカルって何だ?と思うでしょう。しかし、よくわからない 単語でも難しくて専門性が高そうなものだと、それが正しいと信じこんでしまうことはよくあることだ。

これに関してはほぼ全てのブログが必ずどこかのブログを引用していて、ソースが全く書かれていない

しかし恐ろしいほどにどこのブログでも書かれている。実はこれ、どうやらよくわからない健康本(50代からの超健康革命がソースらしいのだ。

ここのブログが紹介している。この手の本は売上を伸ばすために必ず何かしらフカシを入れてくるのが当たり前で、都合の良い実験データを持ってくる場合などザラにある。

そもそもネットや公的機関上にソースの存在しない実験を引用している時点で根拠に乏しい。

さらにこの本にはフリーラジカル(活性酸素)が生成されると書いているが、そもそも普通の加熱調理(焼く、揚げる)でいくらでもフリーラジカルは生成している

あたかも電子レンジだけが特別のような論調に持って行くのはこの手の本の典型的なやり方だ。
③に関して。この実験は数日間にわたって、電子レンジで照射をした食品とそうでないものを別グループに食べさせて結果を見るという、スイスのハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士が行ったもの。

しかし、これに関する具体的な実験方法も検証する方法全く書かれていない

しかもたった数日間の実験であるし、具体的な結果のデータを示さず「数値が悪化した」という説明があるだけ。

しかもこの情報を出したのは科学雑誌ではなく一般誌であった。
④に関して。電子レンジに照射したミルクは危険という話。これは公的な実験結果によって否定されている。

これによると、少なくとも家庭用レンジでは異常な物質が生成されることはなく、影響はないと結論づけている。

さらにもう1つ有名な植物実験がある。2つのうち片方だけにレンジ照射した水を7日間与え続けるというもの。

しかし、これは捏造画像だと発覚した。他にも色々な実験があり、例えば血液をレンジでチンして温めて輸血したら死んでしまったというもの。

しかし血液のようなタンパク質の入ったデリケートなものを高温で過熱するなんて電子レンジじゃなくても怖くて出来たものではないのは誰でも考えればわかる。

アホらしすぎてどこの研究機関も再現実験などは行っていない。
まとめ
実はこのように電子レンジに関する実験でまともに信用できるものはほとんどない科学誌や公的機関を通さずに実験データすら開示しないままどこかに掲載されたものばかりである。むしろ科学誌等を通してきちんとデータを開示している実験では否定されている結果が圧倒的だ。
また、栄養素が壊されるとか物質が変性する事に関してはどうだろうか。

確かに電子レンジ調理で栄養は減少するし、物質が変性するものもある。ただ、それは普通のキッチンでの加熱調理でも生じることだ。

フライパンで加熱すれば栄養素は大幅に破壊されるし、発がん性物質フリーラジカルも生成する。

これをあたかも電子レンジだけで生じる現象だと書き危険性を煽る記事があまりにも多い。

また、家庭用電子レンジでは出来ないような高エネルギーの放射線照射の実験データを持ってくる場合もあり、もはや公平性の取れた実験結果を探すほうが大変なのだ。
むしろ電子レンジは調理時間が短いので普通に加熱調理するよりもずっと栄養素を壊さないという当たり前の事実がなぜここまで否定されないとならないのであろうか。

本当にネットとは恐ろしいものである。不確かな情報でも真実としてここまで情報が拡散されてしまうのだから。

 

で、

 

④植物実験を夏休みの自由研究で子供(小学生)と一緒に検証しました。

 

 

驚きの検証結果をどうぞwww

 

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